書籍紹介「私たちは売りたくない!”危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭」③
- 2024.09.19
- 日記・雑感 竹内鉄平
- MeijiSeikaファルマ, mRNAワクチン, mRNAワクチン中止, mRNAワクチン反対, レプリコンワクチン, レプリコンワクチン中止, レプリコンワクチン反対, 明治製菓ファルマ
2024年9月18日に出版された書籍「私たちは売りたくない!”危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭」紹介のその③です。①②から順にお読みください。
いよいよ佳境に入っていきますが、まずは一旦基本に立ち返り「ワクチン」とは何か?をみていきます。
ワクチンとは何か?従来型とmRNA型、レプリコンの違いとは?
・ワクチンとは、「無毒化されたウイルスや菌」=「抗原」を身体の中に打ち込むことで、「免疫」=「抗体」を作っておき、ウイルスなどの外敵を排除するためのもの。
・「抗原」の製造過程が、従来型のワクチンと、mRNAワクチンでは全く異なる。
従来型:工場で製造
mRNA 型:人間の体内で製造
・mRNAワクチンでは、「設計図」=「メッセンジャーRNA」により、細胞内で「抗原」=「スパイクタンパク」を製造する。
・この発想は数十年前から研究されてきたが、実用化には至っていなかった。
→ 動物実験の段階で失敗して人間の治験まで進めていなかった。
・しかし、2020年12月にコロナパンデミックの発生によりmRNAワクチンは、治験が完全に完了しない段階で「緊急承認」された。
・「レプリコン(自己増殖型)ワクチン」は次世代型mRNAワクチン。
・抗原を作れと命じる設計図入った遺伝子情報そのものを複製する。
→ 従来型は遺伝子情報そのものは複製されない、つまり、一定期間で消滅する(と言われている)。
・レプリコンは設計図自体を複製することで、少量でより大量の抗原を体内で製造させることができる。(これまでは1バイアルで1~2回だったものが、16回分取れる。原価が下がるのでより儲かる)
mRNA ワクチンが有害事象を引き起こす要因
次にmRNAワクチンが有害事象を引き起こすと考えられる要因が説明されていきます。
ここはさすが製薬会社の人間だけあって、わかりやすくまとめてくれています。
<その1>「LNP(脂肪ナノ粒子)」
・壊れやすいmRNAを安定させるための脂質の膜。このLNP自体が全身の器官で炎症を起こす原因となる。またLNPにくるまれていることで、血液中から脳にも入りスパイクタンパクを製造する。結果として、脳梗塞、脳出血を引き起こす恐れがある。
<その2>「スパイクタンパク」
・抗原となるスパイクタンパク自体に強い毒性がある。全身のあらゆる細胞内、器官内で激しい炎症を引き起こす。特に血管内で血栓を生じさせ、様々な悪さをする。肺炎、心筋炎、心膜炎、神経疾患、長期的な皮膚障害に関与する可能性があるという論文もあり。
スパイクタンパク自体に毒性があるとしたら、本来はその毒性を弱める、または取り除く必要がある。
<その3>「ワクチンの仕組みそのもの」
・スパイクタンパクを作る自分の細胞自体が、自分自信の免疫から「ウイルスに感染した細胞」とみなされ攻撃を受ける。つまり、自己免疫疾患。
・これは、mRNA ワクチンのコンセプト自体にミス(欠陥)があるということで、多くの免疫学者やウイルス学者が指摘している点。
・自己免疫疾患が進むと、それ以上自分を攻撃しないように「もうええでしょ!?」と、免疫抑制が始まることで、逆に攻撃すべき帯状疱疹や癌細胞に対する免疫までもが抑制されてしまう。
・工場で製造される従来型のワクチンは「抗原量」をコントロールできていた。
・mRNA ワクチンは1回あたり0.3mlのmRNA を体内に入れるが、体内でどれくらいの抗原(スパイクタンパク)が作られるのか?ブラックボックスで個人差がある。
・本来は「抗原量」には厳格な基準があるのに、それが不問とされているのは業界の人間にとして全く理解できない。
上記の通り、ただでさえmRNA ワクチンの仕組みそのものにリスクがあるのに、それを解決ないままレプリコンワクチンを多くの人間に接種することは、これまでの以上の被害が出ると予測できると指摘します。
レプリコン(自己増殖型)ワクチンに対する懸念点
・レプリコンでは、自己増殖するため、どれくらいの抗原(スパイクタンパク)が体内で作られるのか?更に不透明で測定不能。
・レプリコンワクチンの有効性・安全性については、臨床試験データが少なすぎで評価不能。
・出されているデータを見る限り、従来型に比べ、発熱、悪寒、頭痛、倦怠感などの副反応はすべて上回った。→ 副反応の割合が高いということはリスクが高いということ。
・設計上は自己増殖を止めるブレーキはないが、免疫反応により、時間経過とともにmRNA は減っていくというデータはあるが、臨床試験は、「マウスの動物実験のみ」しか行われていない。
・基本的な副反応の発現率が、mRNA ワクチンと比較して改善されていない(どころか増えている)点、抗原量がコントロールできない点から安全性には大きな疑問が生じる。
そして、もう一つの問題があります。
mRNA ワクチンのシェディング(伝播・感染)の問題。
・シェディング(伝播)とは、ワクチン打っていない人にも有害事象を与える可能性があること。
→ 従来型のmRNAワクチンでも被害を訴える声はあった。ファイザー社も可能性を否定していない。
・レプリコンは自己増殖する疑似ウイルス的な側面があるので、従来型に比べるとそのリスクが高い。現時点では知見が得られていないが、懸念材料。レプリコンを売りたくないという理由の一つ。
このシェディングについては、mRNAワクチン否定派でも意見が分かれる点の一つ。自分の意見としては、実際に身近な人間がシェディングと思われる被害を受けていることから存在していると考えています。
作用機序は異なるかもしれませんが、例えば、動物アレルギーや塩素アレルギー、シックハウス症候群、花粉症など目に見えないけれども人によっては確実に身体的な影響を受ける病気があります。
人間には個体差があり、mRNAによるシェディングもそのようなものと考えることはできないでしょうか?レセプターを持っている人、感受性の強い人ほど、影響を受けるのではないかと思います
なぜ国はそんな安全性が不確かなレプリコンを承認したのか?
・国と厚労省は既存のワクチンと比べて安全性は同等とし、コスタイベ(レプリコンワクチン)を承認した。→ 安全性が同等なのに認めなければ、今まてのワクチンも否定=薬害だと認めることになるため。
・安全性が同等=リスクも同等ということは、 同僚の命を奪ったコナミティと同等のリスクがある商品を自信を持って売ることなどできない。安全性が確認できていない段階で承認してはいけない。
「感染症の明治」としての矜持(プライド)
・明治といえば、チョコレートのイメージだが、医療現場においては、「感染症の明治」というほど、抗生剤の印象が強い会社。それに誇りを持っている。
・その誇りが今大きく揺らいでいる。心配なのは医療従事者、国民からの信頼の失墜。
・コンプライアンスとは「法令遵守」を意味するが、法令を守ればよいというのではなく、社会規範、倫理観の問題である。
・会社の売上目標達成に向けて盲目的に営業活動に集中することはできない状況。
・レプリコンワクチン販売により、とてつもない訴訟を受ける可能性もある。国民から訴えられるような会社で働きたくない。
・悪影響は明治グループ全体にもおよぶ。すでに明治製品の不買運動も起きている。更に一部ではレプリコンワクチン接種者は入店お断りなどという動きも広がっている。
・薬害に荷担した製薬会社として黒い歴史を残す可能性がある。
なぜ会社はレプリコンを推進させるのか?
・ファイザー社は2022年製薬会社の世界売上ランキングで一気にトップに。製薬業界でも全く知られていなかったモデルナ社もワクチンの販売だけで、世界19位に。
・ワクチン敗戦国となった日本の医薬品メーカーである明治製菓ファルマ、第一三共は、「世界初」という表現のつく技術を推進することで、ワクチン後進国のイメージを払拭したい。
・しかし、なぜレプリコンを開発した企業を抱えるアメリカ国内はじめどこの国でも承認・販売されないのか?という疑問がある。
・明治製菓ファルマのレプリコンワクチン開発には強力な国、厚労省、経済産業相のバックアップがあり、会社(経営陣)は絶大な自信を持っている。
・売上拡大、利益拡大。国のバックアップ。ワクチン敗戦から復活を担うというプライド。工場製造にかけている先行投資。レプリコン技術を他にも応用したビジネスのため歯止めが効かなくなている。
・しかし、現状はメリットばかりに目を向けてデメリットやリスクが正しく評価されていない。
→ ここらへん地面師に騙される不動産デベロッパーと一緒やん!
製薬会社の社員はコロナワクチンを打っているのか?圧力はあったか?
・圧力はなかった。個人の自由で有無を確認されることはなかった。大体のひとが2~3回打っている。
・ただ営業先である医療機関から、うちで打っていきなよ、と勧められて断れるMRはいない。
→ 医療機関としては、それが食い扶持となるため。
この辺リアルな声ですね…。
・現状ではレプリコンワクチンを、自ら接種したいと考えている社員は皆無。家族にも勧められない。
→ そんな商品を前向きに売り込みにいくことは無理。安全ですといえば嘘になる。
・医療機関も、かなり懐疑的になってきている。
・レプリコンは1瓶で16回分使用できるが、接種希望者が、少ない場合は廃棄せざるを得ないため、赤字になる。売りづらいし、売れない。
・経営陣に今一度考えてほしい。そのために本を出版することにした。何よりワクチンで亡くなった仲間のためにという思いが強い。
ざっと駆け足で紹介してきました。こんな内容が書かれていますが、すべてを紹介することはできないので、ぜひ手に取って読んでみてください。いろいろと感じることがあると思います。
ワクチンを打つ打たないは個人の自由です。自分もこの本に書かれていることすべてが事実だと断定しているわけではありません。様々な思惑があり、このタイミングで出版されたのだと思います。
今一度、自分はどうするべきなのか?mRNAワクチンについて、レプリコンワクチンについても、よく調べてみてください。情報を取捨選択し、自分の頭で判断することが何より大切と思います。
参議院議員の川田龍平氏(薬害エイズの被害者)がレプリコンワクチン定期接種の一時停止を求めるオンライン署名を行っています。自分も署名しました。まずはできることから。
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