第30回日本トライアスロン選手権大会

第30回日本トライアスロン選手権大会

皆様、いつもご声援いただきありがとうございます!

先日11/17に東京都お台場で日本トライアスロン選手権大会が開催され出場いたしました。
以下、レースレポートです。
お時間ありましたらご一読ください!

スイム(750m×2周回)

女子スタートAM9:30

AM6:30に会場入りをし、ローラーで30分ほどW-up。
その後は軽めにjog・流しを。


鉄平さんからスイムについてブイ周り・目標物についてアドバイスをもらい準備を進めていく

AM8:00 あすたまメンバーから激励をもらい、受付・トランジションセットへ

いつも通り丁寧に導線確認。
エリートレースの経験も増えてきており、お陰様でここでの心配はゼロに等しいぐらいになった。
導線確認を終えて、スイムW-upのための準備に。


水温19.9℃。気温20℃


毎年天候に悩まされると聞いている選手権。昨年は土砂降りの中のレースだったが、今年は真逆。

早朝パラついた雨も上がり、季節外れの晴天で絶好のトライアスロン日和だ。
ウエットスーツ着用は任意となったが迷わず着用を選択。

AM8:50~9:10 スイムW-up

今回はロングジョンで出場。腕周りはやはり若干の冷たさを感じたが、昨年に比べたら大丈夫そう。
短めのダッシュと、スタートを確認して冷えを考慮し早めにアップ終了。

AM9:10 スタートセレモニーとともに全選手グリッドへ。私は右から15番目を選択。スイムが速い選手の位置を確認。今試合で引退をされた佐藤優香選手が3つ左にいる。左右は速い選手ではなかったので、これは抜け出せる!そう確信した




国家斉唱が終わり、いよいよスタート。

ルール改正があり今までの「On Your Marks」が廃止。Heartbeatsが約10~15秒流れ、沈黙の後ホーンが鳴らされる


ホーンの合図に耳を研ぎ澄ませる



59名の精鋭が一斉にスタート!



相変わらず出だしは順調!!

浮き上がって佐藤選手の横を位置どった
”いける”
”落ち着いて”
冷静に周囲を見ながら第1ブイまで必死に食らいつく

第1ブイが近づく

まだ先頭パックだ。今までにないくらいの好位置で第1ブイを回る。
ここまでもイメージ通り。

問題はここから。第2から第3までは125mと短い。ここで前に居れるかで大きく変わる。

遅れを取らないように必死で泳ぐ


だが、他選手もかなり粘り強く思い描いたように前に出れない、、、
ここで集団の前かつイン側にいないと遅れをとってしまう、と言われていたけど
前に出ることが出来ず。集団の後方で第2ブイを回ることに。


やはりここで前との差が開いてしまった

一瞬参ってしまったけど、これ以上差が開かないようにと切り替えた


そんな中で徐々に広がっていくトップ集団との差

結局、上陸したのはトップの約30秒後

ここ最近のレースは、第1集団と第2集団の切れ目にいることが多く今回も大人数を引き連れてしまう展開。

この位置から抜け出せない限り上位は見えてこないと改めて感じました

2周目もトップからは大きく離され第3パックとなりスイムアップ。この時点で10~15位と苦しい展開。

バイク(5㎞×8周回)

スイム上陸からトランジを抜け、第3パックは私を含め7~8人の集団。
国スポ5位の池口選手、流通経済大学野田選手、久保埜選手など実績十分な選手がそろっていた。

先頭パックとの差は約1分

少し前には江田選手と林あやめ選手の姿。



2人は早めに吸収したい!と思っていたが、
集団がうまく機能せず差が縮まらない

そんな状況を見かねて、久保埜選手が集団全体に声をかけ少しでもローテするように促した



そこから少しずつ機能し始めた集団だが、後方(第4パック)集団に掴まり、最終的に約15人くらいの大集団に。



大集団になって以降もローテはなかなか機能しない


すぐにコーナーやUターンが来る(1周回につき10回)お台場のコースは位置取りが難しく、
集団の人数が多ければ多いほどその難しさを痛感する。



それでも、
この数か月で自信を持てるようになったバイク。

何も恐れることはない。やってきたことをやるだけ。

そう自分自身を鼓舞しながら積極的に前に出てレースを進めた

そのまま集団が分かれることもなくラスト1周へ。


先頭パックとも3分近くの差になり、ランに温存しているのか明らかに集団はスローペースに。

ランが得意ではない私も今までだったら温存の選択肢をとっていたかもしれない


けど、それだとその先がない
積極的にいった先がどんな結果になるのか
それを課題として見つけるためにも最後まで攻め続けた

さあ、最後のランは果たして・・・

ラン(2.5㎞×4周回)

トランジの入りも、ランへの出だしもうまく決まった

だが、脚が、お、重い…

バイクはいつもより余裕あったのに。コース特有の疲労感?ダンシングの影響?


まだまだここからだ。落ち着いて。焦らず。




江田選手、丹野選手、杉原選手、関選手よりも飛び出していたが
数百メートル走ってすぐに交わされ背中も遠のいていく

速さももちろんだが、ほんとに強い、、、


しばらくは関選手(高校生で実績十分)と並走する展開。1周目時点で18位。

昨年の大雨とは打って変わって晴天の今日。

日陰も少なく日が照り、走っていると暑さを感じるほどだった
知らぬ間に脱水していくことは避けなければならなかったので毎エイドでしっかり給水!



関選手を2周目で引き離し17位。

かと思いきや、
後ろから学生の菅家選手が猛追。

あっという間に並ばれたが、私もあきらめず必死の追走。



ここまできたら最低でも昨年の16位よりは上を!!!!

その一心で、懸命に前を走る選手を追った。














ラスト1周。

応援の声も一層大きくなり、私も残された力を振り絞る


江田選手は連戦の疲労かベストな状態ではないのだろう
少しずつ少しずつ背中が大きくなってきた


これは捉えられるかも!!!!



一緒に練習させてもらってレベルの違いを見せつけられた江田選手。ここは一矢報いたい!!!


悲鳴を上げている身体に応援の声が後押し。懸命なラストスパート!!





だが、
スパート敵わず。17位江田選手とは9秒差の18位でフィニッシュとなった。
(ランラップ39分17秒。
 38分台で走るイメージはあったので悔しいタイムですが、これでもレースではベストラップ)

★公式リザルト★https://www.jtu.or.jp/national_championships/2024result.html

御礼

上記の通り、日本選手権を18位で終え2024シーズンが終了致しました。

今大会に限らず1年間サポート・ご支援・ご声援下さった多くの皆様に深く感謝申し上げます!
ありがとうございました!!


今シーズンは国スポ・日本選手権入賞を目標に掲げトレーニングに励んできましたが、順位的な目標達成には至らなかった。それが結果です。(国スポ13位・日本選手権18位)

ですが、見方を変えれば初めてのアジアカップ(蒲郡)も経験でき、
大きなケガや故障もなく1年間戦いきれたこと。
練習を継続できたこと。
これらも紛れもない事実であり、選手として大事な一歩(成長)だと思っています。


ブログをご覧頂きましたように、本当に多くの方に応援していただいて、写真や動画も各方面から沢山頂戴致しました。(全てを掲載することができず申し訳ありません)


決してレベルの高い選手ではありませんが、
上を目指し続けることができるのも、皆様の温かいエネルギー・応援のおかげです。



2025年、またその先のシーズンも多くの人にワクワクしてもらえるレースができるよう課題と向き合いコツコツ頑張っていきます!!引き続きご声援の程よろしくお願いいたします!

山田 梓