2025志摩トラよもやま話② 「ミドルチャレンジ爆誕!」

2025志摩トラよもやま話② 「ミドルチャレンジ爆誕!」

伊勢志摩・里海トライアスロン大会(2025年7月6日)では、「志摩トラディスタンス(S2km+B45km+R10km)」の制限時間内(4時間40分以内)にミドルディスタンスの完走を目指す「ミドルチャレンジ(S2km+B60km+15km)」を新設しました。

今回、「ミドルチャレンジ」を新設した経緯とその意図について詳しく説明します。

志摩トラでミドルは可能か?

以前から志摩トラでミドルディスタンスをやってほしいという声はありました。ですが、現状のコースの延伸、道路交通規制の延長は、地元の道路事情の都合上、不可能であるため、自分の中では「ない」と考えていました。

昨年(2024)の志摩トラディスタンスである事件?が起きました。とある選手(女性)がバイクパート15㎞×3周回(45km)を勘違いして、1周余分の4周回(60km)走ってしまったのです。その選手は、「間違えちゃいました~」と言いつつも、見事にランまで走り切り、制限時間内に完走されていました。

もちろん周回数が少なければ当然DSQ(失格)ですが、多い分には制限時間内に戻ってきさえすれば完走扱いとなります。そこで思いつきました。志摩トラの制限時間、コースをそのまま利用してミドルディスタンス部門ができるかもしれないと。

スイムは2kmとすでに一般的なミドルの距離に設定されています。バイクを1周(15km)増やして60kmとし、ランを10kmから15kmに伸ばすとトータル77kmになります。少し短めではあるもの、夏場の酷暑の中では十分に挑戦しがいのある距離となります。

志摩トラディスタンスの制限時間は4時間30分です。もちろん、ビギナーや初級者にとっては、制限時間との戦いとなりますが、しっかりとトレーニングをされている方であれば、2時間30分時間~3時間30分程度で完走ができてしまいます。

同じ制限時間内でミドルディスタンスの完走を目指すというチャレンジは、ハードルが高ければ高いほど燃えてくる方であれば、出てみたい!と思ってもらえるのではないか?と考えました。ただ4時間30分だと、かなり完走できる方が限られてしまうため、今回制限時間を10分伸ばし、4時間40分とさせていただきました。

大会リソースの有効活用という視点

早くフィニッシュされた方は、通常2時間~2時間半ほど表彰式まで待つことになりますが、ミドルチャレンジはトップの選手でも3時間15~30分はかかると思われます。

一方で、現状許可されている交通規制時間を最大限生かすことで、志摩トラディスタンスの制限時間ギリギリの選手にとっては、周りに一緒に走っている選手がいることになります。

また、応援する立場に立って考えてみると、通常制限時間が迫ってくると、コース上の選手数が少なくなってくることで、選手が来ない時間が長くなり、間延びしてしまいますが、よりたくさんの選手に声援を送ることができ、応援し甲斐があり、大会としての一体感がでることに繋がると思います。

また、今回、昨年新設した「アクアバイク(スイム2km+バイク45km)」に加え、泳げなくても参加できる「バイクラン(バイク45km+ラン10km)」も新設します。これも、今ある大会リソース(資源)を無駄なく活用しつつ、幅広いターゲット層に大会に参加してもらうための施策の一つです。

ミドルチャレンジ挑戦者求む!

コース、トランジションエリアのキャパシティから、800名の定員を増やすことはできないため、今回のミドルチャレンジの定員は100名限定としました。果たして、どれくらいの需要があるかはエントリーを開始してみないとわかりません。

このミドルチャレンジを制限時間内に完走できれば、ロングディスタンスを制限時間内に確実にできるレベルと考えてよいでしょう。51.5㎞で3時間を切れる程度の力のある方で、ぜひ我こそは!という方の挑戦をお待ちしています。

伊勢志摩・里海トライアスロン大会の公式サイト(エントリー開始2/3~)

大会は常に進化させていかなくては、生き残っていくことはできません。これからも様々なところからインスピレーションを得て、改善を図っていきます。