どうするトライアスロン第9回「スポーツツーリズムとしてのトライアスロン 上五島遠征①レース前編」
2023トライアスロンシーズンも、いよいよ終盤ですね。
私竹内も今シーズン3戦目となる上五島(長崎県)のトライアスロン大会に出場してきました。
初出場、また初めて上五島を訪れましたが、素晴らしいロケーションと大会のおもてなしに感動したので、今回は、「スポーツツーリズムとしてのトライアスロン」という観点から、レース参戦記を書いてみます。
更に、「フィールドディスカバリー」というコンテンツを活用したトライアスロン旅の新しい楽しみ方の提案もできればと思っています。そこには、今苦境に立たされているトライアスロン大会が生き残っていくためのポイントがあると考えています。
そうだ、上五島に行こう。
正直今シーズンはもうトライアスロンはいいかな?と思っていました。
今年に入ってからというもの、ふくらはぎや膝の故障が長引いており、ラントレーニングが全くできていないのと、新規プロジェクト「フィールドディスカバリーゲーム」アプリ開発の仕事が忙しく徹夜続き、遠出の遠征は無理!となっていたためです。
そんな中、FBの千葉智雄さんの投稿で、上五島トライアスロン大会の情報が流れてきました。
前から会員さんから、上五島の大会はおもてなしがすごくておススメだよ、と聞かされていたので、何となく引っかかっていました。
しかし、仕事を休んでまでいくのは…と二の足を踏んでいたのですが、新規プロジェクトであるスマホアプリ「Field Discovery Game」が何とか8月末にテストリリースできたことと、そのアプリの開発のためには、全国各地の歴史・文化遺産をスポット登録する必要があるため、今まで行ったことのない土地に行けば、アプリ製作にも繋がるので、一石二鳥ではないか?と考えました。
日常を冒険に変える!リアルワールドRPG「Field Discovery Game」
そう、今回の旅の目的の第1位は、長崎県上五島の「フィールドディスカバリー」。第2位は、まだ自分が出場したことがない大会を視察することで「運営方法を学ぶこと」。そして第3位に「トライアスロン大会出場」でした。恐らくトライアスロン大会出場だけが目的であったら、上五島を訪れることはなかったでしょう。また小学校6年生になる息子を連れていくことで、親子の絆を深めるという裏テーマもありました。
上五島への旅路
金曜日に飛行機と船で現地に入り、レースは土曜日の午後から。日曜日は1日上五島をフィールドディスカバリー。更にもう一泊して、月曜日は長崎市内を観光するという計画を立てました。レースツアーアテンドをお願いした上五島歴30年?の大ベテラン、デミさんに、宿や船の手配をお願いしました。
セントレアから長崎空港までは飛行機で1時間程度とあっという間。そこからシャトルバスで、上五島行きの高速船が出ている長崎港まで50分くらい。デミさんのお友達の長崎県のトライアスリートの皆さんと合流し昼食を食べ、出航の時間まで出島の辺りをブラブラして、さっそく数スポットをアプリに登録!
高速船は、福江港経由だったので、上五島の奈良尾港までは2時間半くらいかかりました。ついたら、大会事務局の方が出迎えてくれており、まずは選手受付を済ませてから、宿までの送迎つきです。初日と2日目の宿は、橋で渡れる若松島の旅館「前川荘」さんで、会場からは20分くらいでした。
島についてまず感じたのは、観光地化されておらず、すごく静かで綺麗な島だなという印象でした。手つかずの自然がそのまま残っており、海の透明度は抜群でした。宿までの道のりがバイクコースの一部でしたが、かなりのアップダウン&テクニカルコース。自分の大好きなスキル(技術)がものをいうコースです。その日はほとんど移動で終わり、疲労もあったので、すぐに就寝しました。
大会当日、会場周りをフィールドディスカバリー!
次の日の朝、早朝6:00から宿の周りを散歩しながらフィールドディスカバリー。知らない土地を歩いてまわることほど楽しいものはありませんね。
いくつかのスポットを発見。朝食を食べたら、レースの準備をして、大会会場まで送迎バスに乗り移動。会場の体育館に保管しておいてもらったバイクを組み立てます。
レースのスタートまで3時間ほどあったので、会場周りを息子と歩き回り、ランコース上にある奈良尾神社のアコウの木や、猿田彦神社(庚申さま)、蛭子神社などをフィールドディスカバリー。島独特の文化や風習が根付いていることを実感しました。
レースのスタートは12:30なので、早めに会場近くの食堂兼民宿でお昼(五島うどん)を食べてエネルギー補給。あご(トビウオ)出汁が最高に美味しいですね。暑くなりそうなので、スープまで完食、塩分もしっかりと補給しておきます。
さらに昼食後もスタート前に1時間くらい歩いて、軽く汗を流します。普段のレースでは、こんなにゆったりとしていることはないですが、昼からのレースなので余裕があるのです。
高台からスイム会場を一望。スイムコースは、フローティングスタートの750m2周回で、途中で桟橋の下をくぐり、スロープで1回上陸するスタイル。フムフム、なるほど、面白いコースレイアウトだ。
バイクコース(22㎞×2周回=44㎞)とランコース(10㎞×1周)はすべて下見をする時間がなかったので、1周目は安全第一でいき、コースが把握できた2周目から勝負をかける作戦。ランは…恐らくまったく走っていないので、当然走れないと思うが、スイム・バイクでアドバンテージを得て逃げ切れれば…。エントリー数は100名くらい?学生もまあまあいるので、若手の中にひょっとしたら強い選手がいるかもしれないが、ワンチャン優勝もあるかな?と。
さて、いよいよレースが始まるよ!(のんびりし過ぎ…)
長くなったので、続き(レースレポート)はまた後日!
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