2023レースレポート南国石垣へVo.2

2023レースレポート南国石垣へVo.2

まだ若干薄暗さがある中、6時20分頃ホテルを出発。
選手たちが続々と会場へと足を運ぶのと一緒に私も会場へ。
ホテルはIさんに教えて頂いたところで、徒歩10分圏内でめちゃくちゃ近い所に宿泊させて頂きました。

会場入りすると沢山の選手たち。
エリートレースをメインにしており、エイジでのレースは久しぶりだったので
見たことないぐらいの人とバイク。笑
人気のある開催地なので、ある程度予想はしていたが、少し驚いてしまった。
すぐにトランジのセットを行い、スイム→バイク、バイク→ランへの導線確認も忘れずに。

練習拠点であるあすたまからも複数名出場。
全員で写真撮った写真。皆さん良い表情ですね!

7時30分。アンクルバンドを受取、スイム試泳へ。
現地に来てから初めての入る石垣の海はこれはもう最高でしたよ。
水温もちょうどよく、なんといっても海の綺麗さ半端ない!!
ゆっくり堪能している暇もなく、15分ほどアップをしてスタート地点に。

Swim

AM8時。
号砲とともに各有力選手含め、私もスタートを切る。
今回は第1グループの中でも1分ごとのローリングスタート。
あすたま男性陣は第2~第5ウェーブでのスタートする選手が多いなか、
果たして、猛追をかわすことができるのか、、、。

泳ぎ出しは順調だ。そう思えたが、なんだか集団が右に逸れている気がする。
石垣のスイムコースはコースロープが張られているし、下も見えるためよっぽどのことがない限りはそこまで大きく蛇行することなく泳げる。が、集団が大きく外れていると思ったので、軌道修正しながら第1ブイを目指す。
離れたお陰で集団のストレスもなく、第1ブイを10番以内で通過。
その後は近くの男性の力も借りながら泳ぎ、1周目終了時点は7・8番あたりで上陸。
すぐ後ろにはエリートでも活躍している松本文佳選手の姿も!
バイクが強い選手なので、後ろで上がるわけにはいかない。
そう思いながら力まず、ピッチを上げて逃げる、逃げる。
2週目の途中から後半ウェーブの方たちでごった返していたけど、うま~くすりぬけながら順調に泳ぐことができた。
何とか、松本選手から逃げ切りスイムは全体の5番。女子1位でスイムアップ。
松本選手との差は20秒ほど。あまりにも近すぎるぞ。


Bike

少しでも逃げなければ!そう思った矢先、「右抜きまーす」と威勢の良い声。
早々に捕まってしまった。
エリートのレースならこのままドラフティングできるが、エイジのレースは
ドラフティング禁止なので一定の距離を保ちながら追いかける。

今年からエリートレースではDHバーの使用が禁止されたので、エイジのレースでもDHバーなしで挑むことにした。
石垣のバイクコースは周回ではなく、島を1周するコース。
アップダウンもあり、ペース配分や・勝負の仕掛けどころがカギになる。
4年ぶりのノンドラレースということもあり色んな不安もあったが、鉄平さんの2017年のレースレポートには後半20㎞がきつくなる。そこから勝負だ。と書かれていたので、それを頭の片隅に置きながら、できるだけリラックスを心掛けた。

前半20㎞はリラックス。
そう思ってはいても松本選手との差は開いていくばかり。
15㎞までは目視で確認できる距離にはいたが、そこからもう目にすることはなかった、、、
焦るな。焦るな。と自分に言い聞かす。
昨日の試走のときよりも風は強くなく、むしろ心地良い。
今年から有観客として戻ってきた石垣島。所々で聞こえる街の方の声援が本当に力になった。

15㎞~25㎞までで後方の男性に抜かされるが、女子選手は来ていない様子。
無理せずいこう。
30㎞地点。あー、足が重い。回らない。アップダウンにやられたか、。
そんなことを考えながら一人で淡々と走っていると、
後ろから「おい、もうちょっと粘らなあかんのちゃう?」と何故か関西弁風で声をかけるIさん。
笑いながら軽く受け流したけど、よし!切り替えよ。と思い下りへ突入。
その時。ぱっと前を見るとIさんがハンドルをとられ左右に大きく蛇行している。体勢をリカバリーできず、目の前で落車。
今の今、声をかけてきたIさんの落車に驚きを隠せなかった。
「大丈夫ですか~?」と一瞬声をかけて返事もあったので、私はそのまま残り10㎞走り進めた。後に、IさんはDNFだと知る。無事でよかった。

よし、あと10㎞だ。踏ん張れ。残り5㎞。ランに備え、バイクにつけておいたジェルを飲もうとしたが、テープの粘着力が良すぎてうまく取れず。結局バイクでは飲むことができなかった。トホホ。まあこういうこともあるよね。
ラスト2km。あとはサザンゲートブリッジをクリアするのみ。だったのだが、後方から女子総合2位の加来選手に抜かされてしまった。
30㎞地点から垂れてしまったのが原因だろう。女子TOP松本選手・2位加来選手・3位山田と続き、最終ランへ。

Run

2月の認定記録会以降に痛めた膝の状態が今日までの2ヶ月間良くなくて、まともにスピード練習も距離も積めていなかった。10㎞走るのも久々だし、痛みが出たら棄権することも考えていた。

バイクで飲めなかったジェルをトランジで飲もうとしたが、汗で滑って飲み口がうまく切れず、ちょっと開いたところから1口だけ身体に注入して走り出した。

あ、あ、足が鉛みたいだ。
全然動かないし、これキロ5分ペースじゃない??
本来の力であれば前を行く加来さんとランの速さも変わらないが、練習不足と痛みへの不安、バイクでのダメージなどマイナス要素が多すぎて、どんどん離されていってしまう。
ランは片道1.5㎞の直線を三周回してフィニッシュ地点に戻ってくるコース。
行きは追い風の緩やかな下り。帰りは向かい風の緩やかな上り。で帰りはめちゃくちゃ進まない。笑

ここの直線で知り合いも沢山見掛けて、声もかけることができた。
あすたま勢もYさん、Mさんが粘って走っている。
負けてられない。半分を過ぎた5㎞ぐらいからほんとに少しだが足も回ってきた。(足回るのおそい、、)
本当であれば、ピッチを上げる意識を心掛けていたのでピッチを上げたかったが、もはやそれどころではない。筋肉の張りと、身体の重さが最高潮に達していた。脈は全然余裕なのに、足だけ付いてこないのは完全に終わっている。
もう2位の選手とは400mぐらいの差。後ろの4位の選手には、このペースでも追いつかれることはないのを確信して、足の痛みが出ないことだけ願いながら必死に走り続けた。

周回コースを終え、公園の周りを走る。ラスト1km。足はもう疲労で限界だったが、最後の力を振り絞る。
ラスト100m。フィニッシュゲートが見え、ちょっとだけ元気になるが、そこまでラストスパートはかけられず。それでも、何とか女子総合3位でのフィニッシュとなった。ちなみのあすたま勢ではよっしーさん、真さんに敗北、、、

Swim 20分19秒
Bike 1時間19分03秒
Run 43分27秒
総合 2時間26分04秒(ノンドラPB)
ishitra2023_result_age.v4.pdf (ishigaki-triathlon.jp)

応援してくださった皆様へ

まずは、石垣島トライアスロン大会開催にあたりご尽力頂きました運営・スタッフ・ボランティアの皆様。素敵な1日をありがとうございました。
熱いエールを送ってくださった石垣島民の皆様にも心から感謝申し上げます。


そして出場に際しましてご理解頂き、サポート・ご支援賜りました
ホーメックス株式会社様・株式会社トライアーティスト様。
ありがとうございます。


今回、石垣島出場は初めてで輪行や現地での行動に不安もありましたが、チームの仲間にもお気遣い頂きレースに集中できる環境を手助け頂きました。
エイジレースならではの盛り上がり。普段お会いできない方とお話もできて沢山の方と繋がることができました。


3位となり、表彰台に立てたことは素直に喜びたいです。
ただ、思い描いていたレース・表現ができなかったことは素直に悔しいので
最大限のパフォーマンスができるようまた精進していきます。

次戦は5/21。 地元である島根県にて国体兼日本選手権予選が行われます。
3度目の正直。日本選手権の舞台へ。
引き続き皆様の熱いご声援・お力添えをよろしくお願いします!

最後に、一緒に戦ってくれている母へ。ありがとう。


ご拝読頂きありがとうございました。
またお会いしましょう!