故郷で優勝

この週は各地で気温が上がり、例年ならまだ肌寒い地元（島根県）も当日は日差しの強い1日となった。

昨年は無観客開催だったが、今年は有観客。
知り合いの方や友人、保護者の方々。多くの声援の下レースが開催された。

Swim（375ｍ×2周回）750ｍ

さくらおろちの大会は湖を泳ぐ。（尾原ダムと呼ばれるダム湖）
試合の前々日に雨が降った影響で一時は水温が20℃を下回ったが、当日の水温は20.5℃。エリートレースの規定に基づきウエットスーツの着用は不可となった。
湖だからなのか、20℃でもそこまで寒さを感じなかったけど、相変わらず綺麗ではない、、（笑）

選手7名の紹介を終え、スタートの合図を待つ。
広島の吉崎選手・選考外だが大阪から昨年国体23位・佐渡チャンピオンシップにも出場している河野選手との勝負になると予想。

そんなにド緊張する性格でもないが、やっぱりスタートの前の静けさは独特だ。
”1年に1回の地元でのレース”　楽しもう。そう心に刻む。

フォンの合図で一斉にスタート。
人数も多くないのでバトルも多くはない。
広島出身で将来ライバルにもなるであろう吉崎選手（高校1年生）と抜け出す展開。

第1ブイまでお互い譲らない。インでブイを回りたかったが、吉崎選手の位置取りがうまい、、、！！外にはじかれアウトから回る羽目に、、、。
一瞬萎縮してしまったが、集中し直して第2ブイを目指す。
そこまでハイペースで押し切ってはいないが、第1ブイから第2ブイまでで吉崎選手が少し離れてきた。よし、このまま自分のペースに持ち込むぞ。
1周回終わって上陸。後方選手とは10秒差ぐらい。
2周回目はその差が少し広がり、約30秒差をつけてスイムトップで上陸。

が、10％～15％くらいの傾斜を100ｍくらい上がった先にトランジションエリアが設けられているこのレースは、この瞬間が一番きついといっても過言ではない。笑

Bike(4.5km×4周回）20㎞

工コーチ（小原工さん）の後ろ離れてるぞ！の声に後押しされながら、
よいしょ、、よいしょ、、と。
激坂を走ってようやくトランジへ。
トランジの先も緩やかな上りになっており、漕ぎ出すまでは安心できないコースになっている。
ちょっとヨロッとなりながらもトランジを抜け、バイク20㎞へ。

とにかくこのままトップで。圧倒的に勝つ。
後ろを振り返ることなく前だけ見て。
先導バイクの後ろを走れる機会はそう滅多にないので最高でした。

気温も上昇していたので水分補給は忘れずに。
石垣島ではランで全く脚が動かなかったので、同じことにならないように1周毎に摂ろう。と決めてしっかりそれもこなすことができた。

後続との差は目視では確認できないくらい離れていたが、後ろでパックができているとまだまだ安心できる状況ではない！　と必死に脚を回す。

結局ラスト1周になっても後ろが来ている気配はなかった。
ラストのランのイメージも頭に浮かべながら最後の直線へ。


いける。このまま優勝するぞ。

水分補給をし、最終ランに向けてトランジへ。

Run（1.25km×4周回）5㎞

4月の石垣島。GW合宿での実践やブリック練などしていたおかげで、（まぁスプリントっていうのもあるだろうけど、、）脚も心拍にも余裕があった。

片道600ｍくらいを往復するコース。そこで後続との差を確認。

2位（約1分後ろ）に県外から参加の河野選手がいた。
京都の認定記録会では河野選手は3000ｍを10分40秒くらいで走っており、
私はその時10分57秒だったので、記録だけみれば若干河野選手に分がある。

だが、3種目あるトライアスロンは単独の記録も参考程度にすぎない。

大丈夫。
少しずつ練習も積めてきている。

自分を励ましながら最後まで気を引き締めて走り続ける。

2周回ったところで、あれ？なんか足が痛いぞ、、、
あー。これは完全にやっちまった。
靴擦れしてるわ～。
トランジで履いたときに靴のかかとの部分を巻き込んでしっかり履けていなかったようだ、、、。
せっかくランは走れる自信があったのに、靴擦れの痛みでスピードも維持するのが限界。
河野選手との差はそんなに詰まっていなかったので焦らず、とりあえず痛みに耐えながらゴールへと向かった。


周回遅れの選手たちを数名パスし、無事に1着でフィニッシュ。
島根県代表として鹿児島国体（10/8）
中国ブロック代表として日本選手権（10/15）
の出場を決めることができた。
https://drive.google.com/file/d/1lAvfXrwEWBs570vjdT1NjpZMMJcIN_Ug/view

開催にあたりご尽力頂きましたトライアスロン関係者の皆様。
運営スタッフ、ボランティアの皆様。
暑い中最後まで応援頂きました友人含め、保護者の皆様。
改めてありがとうございました。

また、ホーメックス株式会社様、エムズカンパニーの皆様。
多忙な時期にも関わらず快く送り出して頂き感謝致します。

鉄平さん・久美さんをはじめ一緒に練習して下さるあすたまの皆様にもいつも熱いエールを頂き本当に力をもらっています！


まだまだレースは続きます！
6/25　蒲郡トライアスロン
7/2　伊勢志摩トライアスロン（前日7/1　伊勢志摩OWS）
9/10　伊良湖トライアスロン
10/8　鹿児島国体
10/15　日本選手権

最終、国体・日本選手権での入賞に向けて引き続き精進していきます。
今後とも熱いご声援をよろしくお願いします！

【鹿児島国体】島根県団
○男子　桶谷祐輝さん
○女子　松本華奈さん
　　　　山田梓
島根のトライアスロンを引っ張ってくれているベテランのお二人と出場できることに今からワクワクが止まりません。
華奈さんとは念願叶って初めてお会いしてお話させて頂きました。
このメンバーで鹿児島に乗り込みます！！！