あすたま=アスリート魂とは?

あすたま=アスリート魂とは?

トライアーティストの旗艦事業であり、原点でもある「あすたま」
そこに込められた想いについて…

トライアスロンを柱としたコミュニティの形成

結果のみを求められる実業団トライアスリート生活から、競技の普及を目指す生涯現役アスリートへとシフトチェンジする中で、まず必要なのはトライアスロンを柱とした「コミュニティ」(共同体)の形成であるということに気づきました。

なぜならば、チームのメンバーは、自分の結果が良かろうが悪かろうが応援してくれる。また自分も指導したメンバーの成長が自分のことのように嬉しく思える。大人になってもトライアスロン(スポーツ活動)を通じてお互いを高め合い、支え合うことができる。

小さい頃は、誰もが友達同士、外を駆けまわって遊んでいたはずです。それが成長するにつれ、徐々に外で遊ぶ機会が減っていき、スポーツとは、学校体育や部活動として接することになります。そこでの印象が大人になってからスポーツとの付き合い方、距離感を決めることになります。

そして、学校を卒業し、社会人になると、時間的、経済的な余裕がない中で、スポーツはあくまで余暇時間で行う趣味(遊び)であり、まずは仕事ができて一人前という考え方が世間一般の常識で、身体を動かす機会は急速に失われていきます。

私は大学卒業後も、プロのトライアスリートとして生きていく道を選び、幸運にも今日まで一度も引退をすることなく、トライアスロンで飯を食いながら、競技を続けてくることができました。ただ、自分のような人間は稀で、多くの人は、社会人になるとスポーツから一旦距離を置くことになります。多くの人は、スポーツがしたくても、様々な理由により諦めてしまっているのだということに気づかされました。

朝スイムをライフスタイルに

実業団時代から朝練習でスイムトレーニングを特別にプールを開けていただき、早朝6:00から行っていました。その朝の時間を有効に活用すれば、一般の社会人の方たちも運動する機会を作れるのではないか?と思いました。当初はお世話になっていたスイミングスクールの一つのコースとしてのスタート、名古屋から1時間の郊外という立地で、周りからはそんなのはうまくいくわけがないと言われましたが、最初は数人だった会員も徐々に増えていきました。

とはいうものの、最初の数年は、30~40人程度の会員数で横ばい状態。普通に考えれば、諦めてしまうであろう状況でしたが、やはりオーストラリアで見た光景が目に焼き付いていたことが大きかったです。地道に口コミで数を増やしていき、自分の目指すコミュニティの基盤ができていきました。

朝スイムでの指導風景

あすたまの誕生

そして、2012年、会社を退社して8年が経過していましたが、会員数が100名を越えるくらいになり、お世話になってきたスイミングスクールから独立することを決め、そのコミュニティに「あすたま」=「アスリート魂」と名前を付けました。

自分が最も大切にしているものは、「自己の成長」です。何歳になっても自分を成長させたいという意識が、人生に張りと生きがいを生み出してくれます。「トライアスロン」は目的ではなく、自分を成長させる、自分の人生を豊かなものにする「手段」と捉えています。「あすたま」にもその想いを込めています。

自分はトライアスロンによって人生が大きく変わりました。様々な困難にぶつかっても、トライアスロンで学んだ知恵と勇気と経験により、乗り越えていくことができると信じています。また多くの人との出会いにより、常に勉強になっています。他人との勝負を楽しむ、自分の成長を実感する。どちらも大事だと思います。日常(ライフスタイル)の中に、そんなワクワクするような環境を提供することが自分の使命です。

外で体を動かして遊ぶことの大切さ

スクール会員さんは、30代~50代の方が多いのですが、小中学生や、60~70代の方もみえます。更に、まったくの初心者からトライアスロンを始めたいといって、門を叩いてみえる方も多く、はじめは25m泳げなかったり、1㎞走ると息切れしたりしていた方も、トレーニングを継続することで、少しずつ体力をつけて、ロング(水泳3.8㎞、自転車180㎞、マラソン42km)のトライアスロン大会を完走された方をたくさんみてきました。

やはり、そういった方は、健康意識が高いということもありますが、子供時代の原初体験として、身体を動かすことが好きで、青年時代にスポーツへの憧れをお持ちの方が多いです。逆に、幼少期にスポーツへの嫌悪感(トラウマ)や苦手意識を持ってしまうと、なかなか大人になってから新たなスポーツを始めようという気持ちが起きないと思います。やはり子供時代には、勝ち負けにこだわることなく、外で体を動かして遊ぶという経験の大切さを痛感します。

「トライアスロン」=「遊び」

トライアスロンはまさに「遊び」です。
泳いで、漕いで、走る、という誰もが少年時代に経験した運動を続けて行い、誰が一番になれるのか?はたまた超長距離を完走できるのか?を楽しむシンプルなスポーツです。だからこそ、奥が深い。

コロナ禍においては、不要不急の外出が制限され、子供も大人も外で体を動かす機会を奪われてしまっています。身体的にも精神的にも悪影響を及ぼすだけではなく、社会的にも、多くの弊害を生むことは想像に難くありません。トライアーティスト(あすたま)は、トライアスロンを始めとする生涯スポーツの普及と、皆様の健康で充実したライフスタイルのサポートをミッションとして、いつでも、どこでも、自分が好きなスポーツを気兼ねなくできるツール、サービスの開発、環境づくりを目指していきます。

自分も、生涯現役のアスリートとして自分が成長する方法を日々考え、追究しています。それは禅問答のように答えのない問いですが、生涯挑み続ける価値があると自分は信じています。それこそが「アスリート魂」に込めた想いです。共感していただける方は、ぜひ「あすたま」の門を叩いてみてください。

あすたまトライアスロンスクール公式サイト
http://school.triartist.co.jp